村岡邸
和と洋の趣きが重なる、町に残るヴォーリズ建築
近江八幡市永原町(ながはらちょう)は歴史的建造物郡保存地区に指定されており、その北側に村岡邸はあります。当初英語教師としてアメリカからやってきたヴォーリズ氏により、1933年に「岩瀬医院」として建てられました。
町の小道を進むと現れる白い外壁は、周囲の建物とは雰囲気が異なり目を引かれます。瓦屋根のため一見日本家屋のようにも見えますが、アーチ状の窓、あかり取り窓の格子、玄関ポーチの煉瓦の階段など、随所に西洋を感じるポイントが散りばめられています。
また医院の南側には純日本家屋の住居部分が連結されているのも特徴です。中に入っての見学はできませんが、外観からでもヴォーリズ氏が日本の暮らしにあわせてデザインした親しみやすい西洋建築の魅力を感じられます。
町には他にも多くのヴォーリズ氏による建築物が点在しているので、散策しながら自分のお気に入りを見つけてみませんか。
基本情報
- 住所
- 523-0849 滋賀県近江八幡市永原町
- 駐車場
- なし
※見学は外観のみ - アクセス
- JR近江八幡駅から徒歩で約30分
JR近江八幡駅からバスで約20分
竜王ICから車で約30分