信長と安土城をめぐる!安土観光のすすめ
戦国時代、最もカリスマ性のある武将と言えば、織田信長でしょう。
信長が建てた安土城は、いったいどんな姿だったのか。
「安土城郭資料館」、「安土城天主 信長の館」、リニューアルしたばかりの「県立安土城考古博物館」を中心に、実際に行ってみた安土の魅力をお届けします。
Index

安土の見どころと、巡り方のまとめ
安土駅には「観光案内所」が併設されており、便利な地図や、お土産も置いています。
聞きやすい雰囲気なので、色々教えてもらいましょう!
さて、安土といえばやはり「信長」でしょう!!
この記事では安土城郭資料館、信長の館、安土城考古博物館に加えて、立ち寄りスポットもご紹介!
ほかにもセミナリヨ跡、浄厳院もおすすめです。
そして、信長の前に近江の国を守っていた「佐々木六角(ささきろっかく)」がお好きな方は、①安土駅前観光案内所で観音寺城の動画、②観音寺城跡、③観音正寺、④桑實寺(くわのみでら)、⑤安土城考古博物館、⑥沙沙貴神社、と行くのがいいかと思います。
更に多くめぐりたい!という方には、西の湖、瓢箪山古墳(滋賀県で最大の墳丘をもつ古墳)、北川湧水(湧き水)、常浜水辺公園(桜きれい)もおすすめ。
ぜひ組み合わせて観光してみてはいかがでしょうか?
観光案内所のおすすめ
「安土駅前観光案内所」では、「観音寺城(かんのんじじょう)」についての説明のビデオを見ることができます!
知らなかったー!もっと早く教えて~!ということで、とりあえず見ましょう。
映像で見られるのは、ここだけだと思います。
現地は、草が沢山生えていて、見にくい時もあるので、ここで見て予習しておくといいかもしれません。

紹介したスポットの場所を地図で確認しましょう!
- 県立安土城考古博物館
- 文芸の郷(信長の館)
- 浄厳院
- 沙沙貴神社
- 観音正寺(西国札所)
- 桑實寺(くわのみでら)
- 安土城郭資料館
- 安土養蜂園
- 安土城跡
- セミナリヨ跡
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安土観光におすすめの交通手段は?
やはりオススメは、車です。
それぞれが、少しずつ離れていますので、車が回りやすいです。
ちなみに、安土城跡は、山の往復に1時間~1時間半みておくといいです。
レンタサイクルは、とにかく気持ちいい!
沢山の方が利用されています。
安土は観光地化されていないので、田舎の景色と、大きな空が広がる中、風を感じられて最高です!
瓢箪山古墳(県内最大の前方後円墳)や、浄厳院、北川湧水など、少し細い道を通る所は、便利です。
ちなみに、駅前にタクシーはいませんので、電話で呼びましょう。
行きは徒歩で、帰りは安土考古博物館にタクシーを配車するのもありだと思います。
博物館には、タクシーの電話番号の案内も置いてあります。
「あかこんバス」という、バスがありますが、本数が少なく、時間もかかります...
時間を確認して乗りましょう(日曜運休)
おすすめコース!
ツアーに、よく解説で行かれている方に、おすすめコースを教えてもらいました!
【徒歩で信長満喫コース】安土山を登ります
9:00 安土駅
9:05~9:30 城郭資料館
9:45~9:50 セミナリヨ跡
9:55~11:10 安土城
11:25~13:00 安土城考古博物館 (シアター 11:40~12:00、ムエールで昼食12:20~12:40、他は展示見学)
12:45~13:35 信長の館
13:50~14:20 桑実寺正覚院
14:50~15:10 佐々木神社
15:20~15:35 浄厳院
15:45~15:50 常楽寺港(常浜(じょうはま)水辺公園 )ついでに北川湧水も寄る
16:00 安土駅
徒歩です!
山を含めているので、かなり歩きます!暑い夏はきついと思います。
これを参考にして、行くところを厳選したり、車や、駅前のレンタサイクルを利用する等しましょう!
ちなみに、観音寺城は、徒歩だと登りに90~120分、下りに60~90分(行き方が3つくらいあります)と、しっかり登山です。
観音正寺の駐車場に止めて、歩いていくのが、一番平坦な道で、おすすめです。
『安土城郭資料館』
さぁ!それでは安土観光スタートです!
「100名城スタンプ」を集めている方は、まずこちら!
ここ「安土城郭資料館」(あづちじょうかくしりょうかん)では、「安土城」と「観音寺城」のスタンプが設置されています。
また、「御城印」(ごじょういん)を集めている方も、こちらには、お土産用として、色々な種類の御城印を取り扱っておられます。
駅直結!!という好立地ながら、駐車場完備なのもありがたいです。
パカッと安土城
安土城郭資料館の見どころは、何と言っても、安土城の輪切り?城切り?です!
安土城を真っ二つに、パカッと開いた模型を見ることができます(1/20サイズ)。
いや~、好きな人はやってるんでしょうね、結婚式で安土城のケーキ入刀。
見てみたいです!
ちゃんと新郎は信長の恰好して・・・むむ?信長が安土城切ったらおかしいですね。
さて、安土城は謎が多く、一体どんな姿だったのか?様々な案がありますが、こちらでは、有力とされている「内藤案」の模型をじっくりと見ることができます。
安土城には地下もあり、内部の構造が吹き抜けになっているのがよくわかります。
8角形になっている部分があり、やっぱり信長が考えるお城は、ちょっと一味違いますね。
おっと、信長発見!
この模型は、かなり近くで見ることができます!
信長が安土に来るまで、近江の国を治めていた「佐々木六角(ささきろっかく)」のお城「繖山(きぬがさやま)」と「安土山」の模型です!
距離や、山の高さ、規模など、とってもわかりやすいです!
こうして見比べて見られるのは、ここだけです。
う~ん、我が家も、この上の方にグサッと刺したいですね。
ちなみに、観音寺城については、博物館に、模型や写真、発掘された物なども展示されています。
2階部分は2つに分かれていて、安土城内部の様子や、文庫、信長の生涯を和紙で作ったものなどが展示されています。
また、ミュージアムショップは充実していて、欲しいものがいっぱいです!
天下布武タオルは、温泉で使いたいですね。
同じタオルを持っている人を銭湯で見つけたら、お友達になれそうです!
信長カプチーノでお茶
安土城郭資料館内には喫茶コーナーがあります。
ここに来たからには、これこれ、これを飲みたかったんですよね!
「信長カプチーノ」です!!
かわいい~!!
織田木瓜(おだもっこう)の家紋の入った「信長焼き」とセットでいただきます。
こちらは限定5食ですので、お早めに!
安土城の説明の動画を見ながら、金の陶板(とうばん)の壁に囲まれてお茶をするなんて、信長気分です。
カプチーノは、まずはスプーンで信長の髪の毛部分をすくって、つるっぱげにしてから飲んでみました。
信長ファンに怒られそうです。
信長の髪の毛は、ココアがきいていて、おいしいです。
信長焼きは抹茶パウダーがかかっていて、皮がカリッとしておいしかったです!
安土城内部説明の動画を見ながら、お茶ができるようになっています。とても分かりやすい動画です。
2階部分の説明の時の音楽の、一昔前のミステリー感。たまりません。
ラストの「終」の赤の筆文字のフォントも、すごく好きです。
懐かしい安土駅が一瞬うつるので、そこだけスローモーションにしてほしいです。
ついつい2回見てしまいました。
安土城トリックアートでポーズ!
奥の方では、安土城のトリックアートが楽しめます
スタッフの方に手伝ってもらって、色んなポーズを撮って、ああでもないこうでもないと、試行錯誤!
結果、何をしているか、よくわからないポーズができあがりました(笑)
なんて楽しいのでしょう。
是非、ここで撮影を楽しんでください!これは!というのを見てみたいです。

実物大!!安土城天主 『信長の館』
きたー!圧巻の迫力!!
やはり原寸大は違います!
つい見上げてしまいます。
ここには、安土城の天主(天守閣のこと)の、5層目、6層目を原寸大で再現されたものが展示されています。
2025年現在、大阪万博が行われていますが、これは1992年のセビリア万博の日本館で展示されていたものだそうです。
制作時の写真も沢山あり、匠の髄を集めた、ある意味「平成の安土城」の本物、といえるかもしれません。
安土城天主 5層目
信長の館に入ると、すぐに甲冑(かっちゅう)がお出迎えしてくれます。かっこいい!!
1Fでは、安土城の天主復元に向けての制作時の事や、安土城の内藤案デザインの事などについての展示があります。
大きな石を運ぶ際の模型もありました。
すごい工事です!
しかし、やっぱり再現された内部を見るのがいいですね。
この落ち着くお茶席で、天主の5層目を眺めよう、と思いましたが、やっぱり近くまで行って、じっくり見てしまいます。
朱色の中に金色。私には到底考えつくことのできない世界観。ここでは、仏教の教えを説く内容が描かれています。
なんと、あの「加納永徳(かのうえいとく)」や、そのお弟子さんに描かせたんだそうです!
羨ましい!
竜やシャチなんかもいて、奥の動画では、くわしい説明を聞くことできます。
ほんで(滋賀弁のそして)、動画を見ると、もう一度実物を見たくなるんですよね~。
安土城天主 6層目
あ~、写真では伝わりません。
やはり実際に見ていただきたい!
特徴的な瓦も、すごく近くで見ることができます。階段を登るにつれ、徐々に近づく6層目にワクワク♪
そこは、黄金のきらびやかさというよりも、儒教の教えが説かれた壁画が描かれ、なんとも高貴な空間です。ぜひ現地でお楽しみください
ここに信長がいたのかと思うと、格が違うというか、やはり信長であるからこそ、というところでしょう。
私には、ここは落ち着きません(笑)
ここは、実際に現地で見て、迫力を感じていただきたいです!
個人的オススメ!徳川家康へのお食事 「信長の家康饗応膳」
信長の家康饗応膳、織田信長が明智光秀に命じて、徳川家康のために用意させた、特別な御膳です。
これに失敗した光秀は、ひどく信長に怒られ、後々裏切ることになった「きっかけ」になったのでは?とも言われています。
今見ても、どれもとっても美味しそう。
なかでも、これこれ!!見てください!まるで「お魚のジェンガ」です。
四角くそろえるのも大変ながら、積むのも、運ぶのも大変です!
プルプル震えながら運んだのでしょうか?
しずしず、足を滑らせながら運んで、腹筋と背筋をしっかり使って、そお~っっとお膳を床に置いたのでしょう。
しかも、これを食べる人の人数分、運ぶ人が何人かいるわけです。
みんなプルプル。緊張感も相まって、余計にプルプル。
もしかしたら、動かないように、なにかしら細工をしていたかもしれません。
と、妄想はふくらみます。
1品1品、なんてお手間いりなのでしょう!
VR安土城シアター
シアターもあります。
安土城の内部に自分が入ったように体感できる部分もあり、物語後半の盂蘭盆会(うらぼんえ)の明かりは、月と星と提灯の明かり、それが湖に移った明かりが美しくて感動です。
もし、安土城の詳細がわかり、実際に安土城が建てられたら、是非再現してほしい!と切に願います。
映像の途中、外国人のカタコトの日本語が、一瞬、うまいこと関西弁バッチリの部分があり、おお!となりました。
安土城をつくろう
信長の館の売店は、お菓子などもあり、充実の内容ですが、受付に置いてあるこちら。
なんだか、すごく気に入ってしまいました。
そして、目を疑いました。
なんと、10円です!
色をきれいに塗って、信長や秀吉人形を作ったり、鳥とか止まらせて遊びましょう。
「信長の館」は、「セミナリヨ」という音楽ホールの裏に隠れて見えにくいので、間違えないように気を付けてください。

『県立安土城考古博物館』
続いて訪れたのは、2025年3月にリニューアルオープンして、新たにシアタールームが新設された「安土城考古博物館」です!
まずは、何がいいって、見た目がいいですね。ここは安土?と疑うような、美しい建物です。
車好きの人が、よく写真を撮りに来ています。
山の方に行くと、芝生がきれいで、鳥の鳴き声が聞こえて、デトックスー!!
外にも文化財があり、景色になじんでいます。
ここだけ!「飛び出し信長」
滋賀県で有名な「飛び出し坊や」ですが、博物館では、なんと、信長が飛び出しています!!
実は裏面はまた違うので、それは、行ってからのお楽しみ♪

安土城考古博物館のお得情報!
第3日曜日は「家庭の日」ということで、滋賀県在住で、高校生以下のお子さんを連れたご家族連れは、なんと常設展が無料で入れちゃいます!!
おトクー!是非3世代、大家族で行きましょう。
ちなみに、普段から、幼児~高校生(県外でも)と、65歳以上の滋賀県民(証明書が必要)は、常設&企画展(特別展は有料)が無料です。
以外と知らない人多いんじゃないでしょうか?デートで博物館とか、素敵です。
家族で県外から行っても、子供は無料だと嬉しいですよね。
県外のお友達を連れて行って、自分は無料というのも、ムフフ、ですね。
え?滋賀県民の70歳だけど、気持ちは20歳?あ~、じゃあ有料かもしれませんね~(笑)
展示室に入る前に、上を見上げるべし!
安土城考古博物館ではチケットを見せたら、すぐに上を見上げましょう!!
これ、知らずに帰ってしまう人、いるんじゃないでしょうか?
安土城の天主からイメージされた、8角形の吹き抜け空間です。
わぁ!!と、思わず声がでてしまいそうになりますが、ここは博物館、小声でいきましょう。
博物館のキャラクター「まめのぶ君」のスタンプもあります。
キュンとくる可愛さ!たまりません。
御朱印風なのが、またいいですね。
迫力の大画面シアター!!
さぁ、まずは新設されたシアターへ!!
第1展示室に入ると、「織田信長と安土城」というタイトルが目に入り、BGMとともに、ワクワク感をかきたててくれます!
左右には「信長の生涯」と、「近江の戦国時代」の年表が絵巻物のように美しく描かれています。
1人、すごいバランス感覚の持主が描かれています。探してみてください!
実際にこんな感じの壁紙があればいいのに、と思います。
まぁ、どの部屋に壁に貼るか、悩みますけど。う~ん、寝室?どんな夢を見るでしょうか。
時間になると、八角形のシアターに案内されます。八角形というのが、安土城を意識されていてニクイですね。
暗くなり、映像が始まります。
シアターは、囲みこまれる形で、とにかく大画面!!迫力に圧倒されます!!
宣教師が信長との思い出を語るところから、物語は始まります。
後半は、実際の安土城は、一体どんな構造だったのか?図面を見比べる内容は、博物館ならでは!その部分は、一時停止したいくらいでした。
2025年現在、また令和の発掘調査が進んでいるので、今後が楽しみです!
特別展「安土城2025-信長の夢のあと-」
廃城後の安土城の返還、そして、今までの発掘調査の成果が紹介されているという、なんとも興味深い内容の特別展が実施していました!!
まず、安土城の周りの湖の航空写真に、食いつきました。わかってはいても、実際見ると、かなり干拓(かんたく)されていて、今は田んぼになっていてます。
そして、やっぱりこれこれ!!安土城といえば「金箔瓦」!本物です!!
やはり本物が見られるというのは、嬉しいですね。安土城は、そこにあったんだと、実感します。
沢山の瓦の展示や、発掘の様子もあり、想像をかきたてます。
ズドーンと続く大きな大手道(おおてみち)を発掘した時は、相当テンションあがったでしょうね~
令和5年からの発掘調査で分かったことも展示されていました!
20年計画なので、今後、どんなことがわかるのか、楽しみです。
この特別展に合わせた講座は、ほぼ満席の大盛況だったそうです!講座は、要チェックですね!
ちなみに、この特別展の「図録(ずろく)」。
映画のパンフレットみたいなもので、かなり充実した内容の本があるのですが、これがすごく売れていました。
私もゲットです!
ミュージアムショップには、博物館ならではの「図録」や「紀要」など、好きな人にはたまらないやつが並んでいると思いきや、サンリオの信長靴下なんかもあって、楽しい品揃えです。
また、戦国関係のクリアファイルの種類の多さには目を見はります!
見どころ満載 第2常設
第2常設に足を踏み入れると、ドドーン!!と、安土山を上から見た模型が飛び込んできます。
「ずっと見ていられる」と、小声で呟くご家族連れのお父さんが、ここから全然動きません。
「この前も見てたでしょ!」と奥様に言われていました。
そうは言いながらも、ご主人の行きたい所に家族で来ているのです。
なんてほほえましいのでしょう!こういうのを見ると、うれしくなっちゃいますね。
それを横目に左に目線をやると、ハッ!!狙われている!!
3人もの武士が、私を狙っています!!
ということで、ここでおもしろ写真が撮れそうな予感がしましたが、他のお客さんがいて恥ずかしいので、ぐっと我慢しました。
信長と写真!
第2日曜日には、おもてなし武将隊「信長隊安土衆」の皆さんが来られます!
メンバーが多い日はとっても豪華です!
あら、年賀状にピッタリ! 「謹賀新年、安土城」と書きましょう♪
こんな事なら、足軽の恰好してきたらよかった!
と思いましたが、そんな服持っていませんでした。

ここでは、「お城」の歴史や、観音寺城、信長、安土城についての展示などがあります。
石垣は、沢山のお城の石垣を比べることができて、時代で全然違います!
「時間がない」と喋っていた方が、じっくり堪能されていました。その気持ち、わかります。
また、観音寺城の模型や、出土品などもあり、信長以前に近江を守っていた六角氏好きには、見逃せませんね!
結構六角氏ファンが多いのを、私は知っています。フフフ。
ちなみに、この展示室にもビデオがあり、発掘でわかった「安土城は何のために作られたか?」などの解説を、学芸員さんがわかりやすく説明されています。
おすすめです!
信長の似顔絵(肖像画か)がいっぱいコーナーでは、色んな信長の顔を見ることができます。
結構違う・・。どれが一番イケメンでしょうか。
私が行った時は、今回の特別展の一部も、見ることができるようになっていました。
廃城以後の安土城。誰が入城していたか、楽市楽座のお触書きの内容も、商人にとって、街づくりにとって、すごくいい内容です!
お城が今日まで、どのように守られてきたかなど、じっくり満喫しました。
なんと、「明智光秀と近江」の企画展示もやっていて、この期間、めちゃめちゃお得な常設展示でした!
最近見つかった「明智光秀寄進状(きしんじょう)」の展示もあり、こちらも見ごたえあって、面白かったです!来てよかった。
博物館の年間行事は、要チェックですね!!
安土山の、大手道の「発掘前」と「発掘後」を見比べる模型もあります。
「発掘前」は、私にとってはよく遊んでいた懐かしの安土山です。
桜の時期は、夜は提灯がぶら下がり、親戚一同集まって、地元の人もいっぱい集まって、各自すきやきパーティーをして騒ぐ、というのが毎年の楽しみでした。
楽しかったな~
ちなみに、博物館のインスタグラムもあるのですが、普段見られない展示替えの様子とか、看板イヌの「弥生犬」のおでかけとか、いつも面白くてフォローしています。
博物館の年間行事は要チェック!
先に触れた「講座」も、色んな講座があり、タイトルを見るだけでもワクワクする上、お手頃価格なのもうれしい所です。
そして、私がこっそりオススメしたいのは、「城郭探訪」です。
学芸員さんの解説を聞きながら、山を登ることができ、安土城ツアーと、観音寺城ツアーがあります。
以前、観音寺城ツアーに参加したのですが、現地で石垣を見ながら教えてもらえて、質問もできて、すごくよかったです!
歴史好きな方ばっかりなので、みんなでめっちゃメモとって、みんなで石垣の写真もいっぱい撮って、そういうのも、楽しい時間です。
年にちょびっとしかないので、こまめにHPをチェックしておきましょう!
戦国合戦カレーは、スパイスから作る本格カレー
博物館の喫茶スペースのカレーと侮るなかれ。
元本格カレー店を京都で営んでおられた、店主(天主とかけたい)がお店をされています。
インド産にこだわったスパイスから作る本格カレーは、色々カレーを食べてきましたが、ここのは本当においしいです!
姉川の合戦をイメージして作られており、キャベツを盾に、カレールーが姉川に見立てられています。
他にも、「信長珈琲セット」や、近江牛が乗った「大うつけうどん」などもあります。
※この旗はきれいに拭いて持って帰って、旦那のごはんに突き刺して再利用しています。
寄り道① 近江牛『池もと』
近江八幡に来たのなら、是非近江牛は食べたい所ですね。
ここは、地元民が通う「近江牛」のお店です。年末年始は大行列!!
安いとは言いませんが、間違いのないおいしさです。
私はここの「カッパ焼き」が大好きです。ネギとポン酢とかけてごはんと食べると、うま~!!
幸せ~!!となるわけです。
その写真を撮るはずが、食べ終わってから「あ!」となりました。ご了承くださいませ。そのくらい、おいしさが勝ってしまい、待ちきれないわけです。すみません、言い訳でです。
贅沢したいお肉も、普段使いのちょっとおいしいお肉も、胸躍らせて買いに行きましょう。
肉のうまみが違うんですよね。
ちなみに、千葉に住む親戚は、ここのローストビーフに感激して、取り寄せています。
豚肉「ちりり」も、鍋の時期は、おすすめです。不思議と脂っこくなく、おいしいんですよね。
寄り道② はちみつ『安土養蜂園』
「ここのはちみつを食べると、他にはいけへんよなぁ」と、言われ、何度か浮気をしている私はウッ!となるわけですが、結局ここに落ち着きます。
ただいま~。
やっぱりここのがおいしいな、と思います。
私は一番お得な特大サイズを買って、ヨーグルトや紅茶、ホットミルクに入れて食べています。
最後は、牛乳を入れてレンジでチン。瓶をぐるぐる回して、最後の1滴まで、あますことなく堪能するのが私のポリシーです。
『西の湖』の夕焼け
何も言うことはありません。
ただ静かに、日が暮れるのを静かに見つめましょう。
自然とは、なんて美しいのでしょうか。
この空と湖のグラデーションに、私の心も溶け込んで、ありのままの自分でいいのだと、言い聞かせてくれるような、そんな説得力さえ感じる自然の美しさは、まるで鏡のようで、そして夕日が沈み、朱が濃くなり、そして深い青に包まれて、鳥が泳ぐ1本の波紋が静かに広がってゆく・・・と、1曲できそうな気分に浸りましょう。
この近くで、最近、安土城の城下町の堀が発掘されました。
もう埋め立てられて見ることはできませんが、この近くまで城下町があったんですね。
信長も、安土城から、同じ夕日を見ていたのでしょうか?
西の胡ヨシ灯り展
この近くに「ヨシキリの池」と呼ばれる場所があり、そこで、毎年9月中頃に「ヨシ灯り展」が行われています。
ヨシを使った、手作りの灯りが沢山灯されます。
1つ1つの作品は、小学生だったり、自治会だったり、芸術大学だったりと、それぞれも見ごたえがあります。また、全体を見ても、ヨシからこぼれる小さなやさしい灯りが点になって繋がっている姿は、本当に美しいのです。
地元の方の力が大きく、毎年楽しみなイベントです。自然の中での展示というのが、またいいですね。
去年は、ヨシ笛を吹きながらさすらいました。
日が合えば、是非!
警備員の方が駐車場の案内もしてくれるので、車でも大丈夫です。

最後に
観光地化されていないので、自然の中、生活の中に、歴史の名残が見えます。
その分、飲食店なども少なく、不便な事も多いですが、ゆったりとした空気を感じながら味わってほしいです。
- さすらいのヨシ笛吹き
- 「さぁ、信長の安土城へ!」