旧伴家住宅
商家から学校へ、町とともに歩んだ旧伴家住宅
旧伴家住宅は、近江八幡に残る代表的な商家建築で、江戸から明治にかけて町とともに歩んできた歴史を伝えています。
伴庄右衛門という名前は、代々の当主が継いできた名であり、単なる一人の人物の伝記ではなく、一族の系譜を示しています。初代伴庄右衛門は江戸初期に活躍し、屋号を「扇屋」として麻布や畳表、蚊帳を商い、寛永年間には東京・日本橋に出店しました。
5代目の伴蒿蹊(ばんこうけい)は18歳で家督を継ぎ、大坂淡路2丁目に出店。商人であると同時に国学者としても知られ、本居宣長や上田秋成、与謝蕪村らと交流しました。伴家はその後も繁栄しましたが、明治維新の激動に抗えず、明治20年に商いを終えました。
今に残る旧伴家住宅は、7代目伴庄右衛門能尹(よしただ)が文政10年(1827年)から天保11年(1840年)にかけて十数年を費やして建てた本家の邸宅です。明治時代には町に譲渡され、小学校・役場・女学校として利用されました。戦後は近江兄弟社図書館、のちに市立図書館となり、平成9年にその役目を終えました。
その後の整備事業を経て、平成16年4月からは明治期の学校と同じ状況に復元・整備され、現在では市指定文化財として公開されています。
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基本情報
- 住所
- 〒523-0871 滋賀県近江八幡市新町3丁目15
- 電話番号
- 0748-32-1877
- メールアドレス
- kyubanke@gmail.com
- 料金
- ■入場料 旧伴家住宅のみ 一般400円・小中学生250円 *市立資料館とのセット券もあり。*10名以上は団体割引有り
- ウェブサイト






















