安土城ディスカバリー
テーマで巡る近江八幡②
安土城と近江八幡山城、
2 つの山城趾を訪ね巡る面白さ。
時代に屹立する安土城跡に
織田信長が生きた時代を夢想する。
ロープウェーで辿り着く近江八幡山城跡に
近江八幡の栄華をしみじみ想う。
- 所要時間
- 7時間
- 交通手段
- 車

滋賀県立安土城考古博物館
幻の安土城がフルCGで甦る
令和7年3月18日にリニューアルオープンした滋賀県立安土城考古博物館。「幻の安土城」復元プロジェクトの一環として、八角形のシアターを設置。フルCGで幻の安土城の姿を再現し、約15分の映像コンテンツとして上映されています。安土城跡へ足を運ぶ前に、この映像を見ておきたい。
博物館では他にも、安土城に関する様々な資料が展示され、安土城跡を訪れるための下調べには最高の場所。安土城跡からも約1kmの距離にあり地理的にも便利です。
安土城天主 信長の館
復元された安土城天主が凄い
織田信長の命によって建築された世界で初めての木造高層建築「安土城」。1992年の「スペイン・セビリア万博」で安土城天主の最上部5階6階の部分が復元展示された後、ここに解体移築されています。内部には狩野永徳と一門が描いたとされる『金碧障壁画』が現代の名工・巨匠によって復元されています。
安土城跡
信長が築いた幻の天下城に触れる
標高198mの安土山一帯にある織田信長の居城跡。国の特別史跡に指定されています。城は焼失して石垣だけが残されていますが、安土山の南側は今も堀が巡り、往時の名残りを留めています。
大手道を登り切り、信長公本廟に立ち寄り、本丸跡を抜けて天守跡へ。戻りは摠見寺跡方面へむ向かい、重要文化財の三重の塔や二王門をくぐり抜けて、階段を降りていきます。拝観に必要な時間は、おおよそ45分~ 90分です。
安土城郭資料館
20分の1模型で見る安土城
JR安土駅南広場にある安土城郭資料館では、織田信長が築城した安土城のひな形が、実物の20分の1の大きさで再現されています。このほか屏風絵風陶磁版壁画や信長の時代を中心に収集された資料を見ることができる安土文庫なども。
100名城・続100名城のスタンプ設置場所にもなっています。
ロープウェー約4分
近江八幡山城跡
豊臣秀次が築いた城へ
近江八幡山城は、安土城落城の3年後に豊臣秀次が築いた城で、標高271.9mの八幡山山頂にありました。八幡山城の遺構は大きく四つに分けられ、八幡堀とともに惣構を構成していたと考えられています。城跡へはロープウェーで行くことができます。
近江八幡山城に関する記録はあまり残っていませんが、石垣は当時と変わらぬ姿を保ち、町並みと琵琶湖を一望する絶景は見事です。また、楽市楽座で繁栄した城下町は安土から移転しています。
村雲御所 瑞龍寺
八幡山城址に移された門跡由緒寺院
八幡山ロープウェーの先、八幡山山頂に佇む瑞龍寺。豊臣秀次一門の菩提を弔うために出家した秀吉の実姉が、京都の村雲に創建。その後、昭和36年に豊臣秀次の居城跡、八幡山城址に京都より移築されました。
日蓮宗唯一の門跡寺院としてその格式を感じるとともに、古寺の荘厳さ、庭園の静寂、そして四季折々の自然が織りなす風景はもちろん、その美意識の高さに心惹かれます。
- 住所
- 宮内町19-9
- 電話番号
- 0748-32-3323
- 営業時間
- 9:00~16:30
- 定休日
- 無休
- 料金
- 寺院拝観料600円(25名以上は、540円/団体様の場合は、お電話ください)