JR近江八幡駅の看板から広がる、まちの魅力【フォトガイド】

JR近江八幡駅構内に新しく設置された、まちの魅力を伝える大型看板。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の立ち寄り観光地に選ばれたことを契機に制作され、そこには近江八幡が誇る風景の数々が凝縮されています。

看板では語られていない、それぞれの写真にまつわるストーリーや見どころを、デザインを担当した地域おこし協力隊が、このページで詳しくご紹介します。


「人の数だけ、景色がある。あなたはこのまちで何を観る?」


駅で出会った「あの一枚」をきっかけに、近江八幡の奥深い魅力をぜひ発見してみてください。

JR近江八幡駅の看板から広がる、まちの魅力【フォトガイド】

①旧八幡郵便局(ヴォーリズ建築)

旧八幡郵便局は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ が設計した洋風建築で、八幡堀の近くに位置しています。白い外観が印象的で、かつては郵便局として地域に親しまれてきました。周辺にはヴォーリズ建築が点在しており、散策しながら歴史ある町並みを楽しむことができます。 

②織田信長公像

天下統一を目前に、安土に壮麗な城と城下町を築いた稀代の戦国大名、織田信長。その銅像はJR安土駅北口に立ち、かつての拠点を見守る街のシンボルとなっています。 

③新宮大社

安土城跡のほど近くに位置。「竹相撲」発祥の地と伝えられ、拝殿には絵馬が奉納されています。相撲好きの信長が、力士たちに熱戦をさせた光景が目に浮かぶようです。 

④ヨシ焼き

3月上旬、西の湖周辺で行われる近江早春の風物詩。広大なヨシ原が炎に包まれます。 

⑤近江牛

日本三大和牛の一つ。きめ細やかな霜降りが特徴で、口どけの良さと深い旨味を楽しめます。市内には専門店も多く、本場ならではの味を気軽に味わえます。 

⑥西の湖

安土城の西側に位置する、琵琶湖最大の内湖。湖岸には広大なヨシ原が広がり、「近江八幡の水郷」として全国で初めて重要文化的景観に選定されました。夕暮れ時には湖面まで黄金色に染まる、市内屈指の夕景スポットです。

⑦八幡山の地域猫

八幡山の山頂付近では、猫たちの姿を見かけることがあります。写真は、山頂にある村雲御所瑞龍寺で日向ぼっこをしていた一匹の猫。見晴らしの良い景色とともに、こうした地域猫の存在も、訪れる人の心をやさしく癒やしてくれます。 

⑧秋の八幡堀

秋になると紅葉が水面に映り込み、落ち着いた美しい風景が広がります。季節の移ろいを感じてみてください。 

⑨冬の八幡堀

八幡堀に雪が降ると、石垣や木々、屋根に雪が積もり、一面が白く包まれて、静かで幻想的な風景が広がります。 

⑩赤こんにゃく

三二酸化鉄で染められた、全国でもめずらしい赤いこんにゃく。派手好きな信長が赤を好んだからという説など由来は諸説ありますが、今でも近江八幡の食卓に欠かせない一品です。 

⑪安土城跡(国指定特別史跡)

織田信長が約3年をかけて築いた幻の名城。約180m続く直線的な大手道の石段は圧巻です。本能寺の変の後に焼失し、今も「令和の大調査」で全容解明が進む謎多き城。歴史の鼓動を感じるにはガイドツアーがおすすめです。 

⑫アオサギ

近江八幡では一年を通して田んぼや川辺、湖のほとりなどで見かけることができる大きな鳥です。水辺でじっと立ちながら獲物を待つ姿や、ゆったりと飛ぶ様子が観察できます。そのほかにも近江八幡にはカイツブリ、オオヨシキリなど、さまざまな鳥がいます。 

⑬なんじゃもんじゃ(沙沙貴神社)

正式名称はヒトツバタゴ。5月上旬〜中旬、雪が積もったような白い花に覆われます。安土町に鎮座する沙沙貴神社は四季を通じて花が絶えない「花の社」としても親しまれています。 

⑭鮒ずし

琵琶湖固有種のニゴロブナを塩と米で長期間醗酵させた伝統の「熟鮓(なれずし)」。沖島で開催される講習会は、即予約が埋まるほどの人気を博しています。 

⑮沖島(春)

沖島では漁業が主な生業であり、夫婦で漁に出る「夫婦漁(めおとりょう)」が主流。写真は破れた網を漁師仲間と協力しながら修繕しているところ。桜は島のあちこちに植えられており、春になると沖島は桜に包まれます。 

⑯沖島(夏)

毎年7月、沖島漁業組合主催の「鮒ずし講習会」が開催されます。写真は、塩漬けしていた鮒の塩を洗い落とした後、しっかり乾燥させるために干しているところ。島の漁師さんから直接鮒ずしの漬け方を教えてもらえるまたとない機会。伝統と発酵の奥深さを知ることができます。 

⑰ツチガエル

近江八幡では、5月から7月ごろの特に夜に、田んぼや用水路からカエルの鳴き声が響きわたります。さまざまな種類のカエルが生息しており、そのうちの一種がツチガエルです。「イボガエル」とも呼ばれ、体の表面にイボがあります。「滋賀県で大切にすべき野生生物(滋賀県レッドデータブック)」で要注目種に選定されています。 

⑱田園風景

広がる水田は近江八幡が滋賀有数の米どころであることを物語ります。 

⑲㉖左義長祭

19 左義長どうしがぶつかり合う「ケンカ」の様子

26 左義長に奉火される様子


近江八幡の左義長祭は、毎年3月中旬の2日間にわたり、日牟禮八幡宮に奉納される伝統的な祭りです。織田信長も町衆とともに踊ったと伝わり、「天下の奇祭」として知られる国選択無形民俗文化財です。
干支を題材に食材で作られる華やかな「ダシ」(山車)と、掛け声とともに練り歩く勇壮な渡御。2日目には左義長同士をぶつけ合う「ケンカ」が行われ、祭りは最高潮を迎えます。
祭りの最後にはすべての左義長に火が灯され、夜空を赤く染める幻想的な光景に包まれます。近江八幡に春の訪れを告げる祭りです。
 

⑳丁稚(でっち)羊羹

竹の皮の香りが食欲をそそる蒸し羊羹。名前の由来は「奉公先の土産だったから」「でっちる(こね合わせる)という言葉から」など、歴史を感じるエピソードが残ります。 

㉑ヨシ葺き屋根(よしぶきやね) 

ヨシ葺き屋根は、日本の原風景を今に伝える伝統的な屋根です。近江八幡では、西の湖で刈り取られたヨシ(葭)を用い、丁寧に葺き上げられています。
現在は新築されることは少なく、主に既存の屋根を守る修復作業が行われています。地域の職人の手によって、その美しい景観は今も受け継がれています。
 

㉒カヤネズミ

日本で一番小さいネズミです。近江八幡では、西の湖周辺のヨシ原などに生息しています。地表から1メートル前後の高さに、葉を編んだ球状の巣を作ります。「滋賀県で大切にすべき野生生物(滋賀県レッドデータブック)」で希少種に選定されています。野生で見かけることはなかなか難しいですが、博物館などで観察することができます。 

㉓琵琶湖(初夏)

写真は沖島の漁師さんが「沖すくい網漁」で鮎を獲っているところです。船首に取り付けた大きな網で鮎の群れごとすくい上げる豪快な漁で、6月から7月にかけて行われ、かなり熟練を要する漁法です。そのほか、沖島の漁師さんでは沖びき・さし網・たつべ・えりなど多彩な療法が季節や魚の種類に合わせて行われています。今、食卓に並んでいる魚たちもこうした漁師さんたちの営みを通し、琵琶湖の恵みが届けられています。ぜひ、その味わいとともに琵琶湖の風景にも思いを馳せてみてください。 

㉔豊臣秀次公像(八幡公園)

信長の死後、八幡山に城を築き、安土から移り住んだ人々と共に現在の城下町の礎を築いた「開町の祖」秀次。信長が安土で打ち出した「楽市楽座」の精神を継承し、自由な商業を奨励したことで、後の近江商人の活躍につながる経済的基盤を作りました。いち早く近代的な街づくりを行った功績を称え、八幡公園内には秀次公の銅像が建てられています。 

㉕㉘八幡祭

25 祭りで奉納される巨大な松明

28 太鼓祭り


八幡祭は、秀次の八幡開町以前から続く旧村落十二郷の氏子によって受け継がれてきた、千数百年の歴史をもつ伝統行事です。日牟禮八幡宮で毎年4月14日・15日に開催されます。
14日の宵宮は「松明祭」と呼ばれ、ヨシや菜種がらで作られた各郷の松明が奉納されます。中には10メートルを超えるものもあり、当日の朝には「大松明結い」が行われます。夜になると、大太鼓と鉦を囃しながらと拝殿前へ社参します。花火を合図に引きずり松明が火を灯され大小30本余りの松明が次々と奉火されます。燃え上がる炎は夜空を照らし、壮大な光景が広がります。
翌15日の本祭は「太鼓祭」として知られます。十二郷の大太鼓は、荘厳な響きとともに宮入りし、拝殿前で差し上げられます。若衆に担がれた太鼓が境内を練り歩く姿は、地域に根づく伝統と力強さを今に伝えています。
 

㉗篠田の花火

篠田神社で毎年5月4日に開催される祭礼。硫黄・硝石・桐灰等を練り合わせた「和火薬」で描く絵仕掛花火は、国の無形民俗文化財(選択)にも選ばれている、全国的にも極めて希少な芸術です。 

㉙教林坊

安土町にある天台宗の古刹。秋には300本を超えるもみじが境内を赤く染め上げ、滋賀屈指の紅葉の名所として多くの人を魅了します。 

㉚沖島(冬)

沖島へは堀切港から定期船である「おきしま通船」に乗り、片道約10分で到着。写真は沖島へ向かう通船と目前に広がる雪化粧した比良山系。冬になるとたくさんの水鳥達の姿を見ることができます。水鳥たちが飛び立つと春の訪れの合図です。 

㉛沖島

日本で唯一、淡水湖に浮かぶ有人島。湖岸から一本入った山側の路地は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれています。幅2mほどの道の両脇に軒を連ねて家が並び、まるでタイムスリップしたかと思うほどの昭和レトロさを感じられます。 

㉜ヨシ刈り

ヨシ刈りは、冬の西の湖で行われる伝統的な手仕事です。周辺で育ったヨシ(葭)を刈り取り、ヨシ葺き屋根の材料をはじめ、葭簀(よしず)や葦戸(あしど)、簾(すだれ)など、暮らしのさまざまな道具として活用します。この仕事は、ヨシ原の美しい景観を守り、自然とともに生きる知恵として、今も地域に受け継がれています。 

今回紹介のスポットはこちら!

  • 旧八幡郵便局
  • 織田信長公像
  • 新宮大社
  • 西の湖
  • 八幡山
  • 八幡堀
  • 安土城跡
  • 沙沙貴神社
  • 【2026】左義長まつり
  • 沖島
  • 八幡公園
  • 八幡まつり
  • 篠田の花火
  • 石の寺 教林坊

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