水郷と古き商家のたたずまい|一般社団法人近江八幡観光物産協会

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 近江八幡の水郷とヨシについて
近江八幡の水郷について
ヨシ焼き
ヨシ焼き
 近江八幡の水郷は、琵琶湖八景の一つ「春色・安土八幡の水郷」に数えられるなど、風光明媚な観光地や市民の心のよりどころとして存在してきました。四季折々に見せるその美しさを求めて、県内外から写真や絵画の愛好者が訪ねてくる場所でもあります。
 水郷は四季それぞれに趣があり、水鳥たちも多く集い、自然の営みや恵みを感じることの出来る場所です。ヨシは春に芽吹きはじめ、夏になると青々と4m近くに成長し、秋が深まるにつれ葉を落とし黄金色に変化、冬にはヨシ原で刈り取り風景が見られます。また芽吹きを良くするため、
3月上旬頃に行われる「ヨシ焼き」は水郷の早春の風物詩となっています。
 このような情緒を直に感じることが出来るのが「水郷めぐり」です。この始まりは、織田信長や豊臣秀次が戦国の世の疲れを癒すため、宮中の雅やかな遊びを真似たと言われています。
重要文化的景観とは
 平成17年4月の文化財保護法の改正により新しく生まれたもので、文化的景観を「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの」としています。又、文化的景観のうち、特に重要なものを都道府県又は市町村の申し出に基づき、「重要文化的景観」として文部科学大臣が選定することとなっています。
 この重要文化的景観第1号として近江八幡市の水郷が選定されました(2012年9月現在、全国で34地域が選定されています。重要文化的景観・近江八幡の水郷パンフレットはこちら(PDF 1.3MB)

●近江八幡の水郷の選定理由
内湖とヨシ原などの自然環境が、ヨシ産業などの生業や内湖と共生する地域住民の生活と結びつき、価値の高い文化的景観を形成していること
干拓や圃場整備によって内湖の多くが農地化され、湿地生態系の衰退やヨシ葺屋根等の減少に伴う景観の改変が著しく、文化的景観の変容が危惧されていることから、早急な保護が必要であること
文化的景観を未来に引き継ぐため、「近江八幡市風景づくり条例」を制定し、これに基づく「風景づくり協定」や「風景づくり委員会」等への地域住民の参加・参画を通じて、文化的景観の保護に向けた積極的な取組みを図ろうとしていること
重要文化的景観になるため、近江八幡市は景観行政団体となり、景観計画を策定するなど、必要な条件が整ったこと
ヨシの歴史と産業
たいまつまつり 近江八幡のヨシ産業は古く、信長時代にはヨシが年貢として納められていたと記されています。当市の円山町周辺には現在約50ヘクタールに及ぶ群生地があり、この地方のヨシは江州ヨシと呼ばれその品質の良さは全国的に有名です。一般的な用途は、すだれ・衝立・屋根や天井等の建材、茶畑の覆い等に使用されます。
 変わったところでは、ヨシの根は漢方薬として、熱を冷まし吐き気を沈める効果やふぐの解毒救急にも適しているとされています。
 近年は、ヨシを原料にして名刺や便箋等の商品開発が行われ身近な物となり世の中に出ています。また、ヨシで作られた楽器(ヨシ笛)が誕生したことで、ヨシ笛コンサートも開催されるなど、ヨシの果たす役割や魅力を訴える活動が様々な形で行われています。
ヨシの役割と現状
刈取ったヨシの運搬
刈取ったヨシの運搬
 ヨシの群生地は水鳥や魚達の生息場や繁殖場として重要な役割を果たすだけでなく、琵琶湖の水質浄化にも大いに貢献しています。
 古事記や日本書紀では日本のことは「豊葦原瑞穂の国」と記されており、水郷地帯周辺の風景はまさに我が国の原風景とも言えます。ヨシと人間は古くから関わってきましたが、高度経済成長やリゾート開発等の流れの中で、全国的にその姿は見られなくなっていきます。
 1953年の調査では滋賀県内にあったヨシ帯は260ヘクタールありましたが、1993年には約130ヘクタールに半減してしまいました。このような現状を踏まえて、滋賀県は「美しい琵琶湖を次代へ引き継ぐ」を合い言葉に平成4年に「ヨシを守る」「ヨシを育てる」「ヨシを活用する」という3つを基本にした「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」(通称:ヨシ条令)を施行しました。
アシ?それともヨシ?
ヨシ刈り
ヨシ刈り
 ヨシはイネ科ヨシ属の多年生草本です。万葉集や日本書紀等では「ヨシ」という言葉は使われておらず、平安末期頃に生まれてきたようです。これは、当初使用されていた「アシ」が「悪し」につながるため、ヨシ「善し」に変化したとされる説があります。
 地元業者では中が空洞なものを「ヨシ」と呼び、中が詰まっている「オギ」というものを「アシ」と呼んでいます。しかし、これは質的にも量的にも利用価値はないとされています。
葭、蘆(芦)、葦の違いは?
 「本草綱目啓蒙」という書物によると、「葭は初生ナリ、蘆ハ長ナリ、葦ハ巳成ナリ、而シテ蘆ハ其総名ナリ」と区別していますが、実際の使い分けは正しく守られていないことが見受けられます。


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